通常の投資信託との違いを教えてください。
複雑な一方でハイリターンな金融商品です。
通貨選択型投資信託とは、証券会社などで扱われる金融商品の1つ。
そもそも投資信託とは個人投資家から集めたお金を元手に、プロが株や債権、国債などに投資して、その利益を投資家に還元するというものですが、その運用を外国の通貨で行うというのが通貨選択型投資信託なのです。
商品によっても違いますが、日本円、米ドル、豪ドル、ブラジルレアル、南アフリカのランド、中国の人民元、インドのルピーといった通貨が主になります。
これにより、金融商品の運用で得た利益にプラスして、「選択した通貨」と「投資対象の国の通貨」との金利差、ダブルのリターンが期待できます。
たとえば、アメリカの債券などを中心に運用された商品をブラジルレアルで運用すれば、米ドルよりもブラジルレアルの金利が高いので、その分儲けが出るという仕組みですが、損する可能性も十分あり、通貨選択型投信はリターン率の高いのがウリなので、ハイリスク・ハイリターンの債券や不動産を中心に運用していることも多いといいます。
また、金利差が逆転すればその分損が出るので、途中で通貨を切り替えられるか、商品の概要をきちんと確認してから
運用しないといけない。
【参考文献等】
金融庁HP http://www.fsa.go.jp/news/22/syouken/20101125-1.html