平成28年度税制改正大綱について教えてください。
■法人税
・税率の引き下げ
平成28年4月1日以後に開始する事業年度の法人税率が23.9%から23.4%へ、平成30年4月1日以後に開始する事業年度の法人税率が23.2%へと段階的に引き下げられます。
・欠損金の繰越控除
繰越欠損金の控除限度額は、段階的に引き下げられていくとともに、平成30年4月1日以後開始する事業年度以降は繰越期間が10年間となります。
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■地方税
・外形標準課税の拡充
付加価値割及び資本割の税率が引き上げられ、所得割の税率は引き下げられます。
【外形標準課税の対象法人(資本金1億円超の法人)】
法人事業税の8分の4に導入されている外形標準課税が28年度からで8分の5に拡大されます。
地域経済企業経営の影響を踏まえながら、引き続き慎重に検討が行われます。
・事業税の税率変更と地方法人特別税の廃止
(1)外形標準適用法人の地方法人特別税率が93.5%から414.2%へ引き上げられます。
(2)平成29年度から地方法人特別税は廃止され法人事業税に復元されます。
・事業税が増加した場合の負担変動の軽減措置
外形標準課税の拡大に伴う負担増の軽減措置として、「法人事業税の税率の改正に伴う負担変動の軽減措置」 (事業税が増加した場合の負担変動の軽減措置)が拡充されます。
・法人住民税/地方法人税の税率変更
平成29年度から住民税法人税割が現行の県税3.2%、市税9.7%から県税1.0%、市税6.0%に引き下げられるとともに、地方法人税が現行税率4.4%から10.3%に引き上げられます。
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■消費税
・税率の引き上げと軽減税率の導入
(1)平成29年4月1日に消費税率10%を確実に実施することになります。
(2)軽減税率制度を、平成29年4月1日から導入します。
(3)仕入税額控除の方式として、適格請求書等保存方式(いわゆる「インボイス制度」)を平成33年4月1日から導入します。
(4)平成29年4月1日から平成33年3月31日までの間は、現行の請求書等保存方式を維持しつつ、区分経理に対応するための措置を講ずる予定です。
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