エスネットワークスグループ
  1. トップ
  2. > 税務専門Q&A
  3. > 所得税
  4. > 投資マンションで節税は可能か?

所得税

投資マンションで節税は可能か?

サラリーマンのAといいます。 マンション投資で所得税が節税できるという話を聞きましたが、具体的に内容を教えていただけませんでしょうか?

結論からいいますと、マンション投資により税金が安くなる場合はありますが、投資という意味では特別有利な面があるわけではありません。
以下で内容をご説明いたします。

マンション投資を行う場合、大きく分けて①賃貸による収入と、②売却時の収入がございます。

①賃貸による収入は、所得税法上「不動産所得」と呼ばれ、計算は下記の通りです。
(不動産収入)-(不動産に係る経費)
この不動産所得は所得税上、通常の給与所得と通算(相殺)されるため、不動産所得がマイナスの場合は、給与所得にかかる税金は安くなりますが、逆に不動産所得がプラスの場合は、税金は高くなります。
よく言われる「節税メリット」とは、不動産所得がマイナス、
つまりは不動産で損を出すことで給与所得と通算することにより課税所得を減少すると考えて概ね問題ないでしょう。
(もちろん厳密には税計算上のロジックはありますが)

②次に、マンション売却時の収入は、所得税法上「譲渡所得」と呼ばれます。
譲渡所得は、上記①の賃貸収入と違い、給与所得と通算(相殺)できません。
そのため、マンション売却時に税務上損が出ても給与にかかる税金は安くなりませんし、売却益が出た場合は給与所得と関係なく課税されます。

以上を知っておいたうえで、自己責任で投資をしてみてください。

PAGEの先頭に戻る